ようやくコロナも落ち着きインバウンドも緩和されいよいよ良い兆しが始まる予感ですが今までとは少々違った問題がクローズアップされました。
タイトルにもあるように、同性同士での婚姻に併せての在留資格という問題です。
概略としては、海外で結婚した日本人男性と諸外国国籍の男性の日本国内長期在留資格(定住者)が認められるかという問題です。(同性婚が認められている国)
結論から先にいうと、「外国人どうしの同性カップルであれば『特定活動』という在留資格が与えられるのに、外国人と日本人のカップルだと認められないのは、法の下の平等を定めた憲法の趣旨に反する」と指摘し、一方で「定住者」の資格については、条件にあてはまらないと判断し訴えを退けた。
う~ん、確かに日本国内ではようやく同性婚の議論やLGBT等に光があたるようになった時点なので、日本の法律と重ねると何とも難しいところになってしまいますね。
日本の法整備もさることながら、同性婚やLGBT等含めて欧米諸国なみの法律であったり認知等を進めるべき時代ですよね。
これだけ多様化した世界では差別そのものが無意味であり、その多様化に併せて法律も柔軟に変化させていく事が日本の将来をも左右するんではないかととも思います。
アメリカは人種のるつぼなんて事を中学生時代くらいに習いましたが、たしかに人種差別という大きな問題を抱えながら成長してきたアメリカは、ある意味で単一民族に近い日本とでは比べ物にならないくらい多様化し法律も進んでいます。
古き良き時代も確かに大切な部分もありますが、それと同様に老害なんて言葉も良く聞くようになってしまいました。まさに多様化している現代においては余りにも古い法律や現在の生活にそぐわない法律も残っています。
最近とくに思うのですが、ちょうど古い時代と新しい時代のちょうど境目なのではないかと!ここ数年ですらものすごく生活環境や様々なことが急激急速に変化していっていると個人的には感じます。
上記の裁判は、一応特定活動を認めないのは違法だと判断されたので、資格はまだ発給段階ではないですが大きな一歩前進というところでしょか?
今回はちょっと毛色の違うお話でしたが、法律に携わる身としては日本(世界)の人々が平等になる法律であってほしいなと思います。