帰化申請(帰化)とは、日本国籍を取得することを言います。
国籍法に規定されている一定の要件を満たし、日本語能力を満たしている外国人が申請することにより日本に帰化することが出来ます。
ここで大事なのは帰化申請は「法務局(支局)」に対して行います!※出入国在留管理庁ではありません
一般的に「帰化」の許可取得には高いハードルがあり、取得までの期間も長く申請書類の取得から許可が下りるまでには半年~1年半は見ておく必要があります。こういった背景には、許可が難しい事案の場合に申請そのものを断念させる狙いもあると推察されます。
ですが、帰化申請時前に行う事前相談を通過できれば、帰化要件を満たしていると判断され、完璧に書類を準備し臨めば特段の事が無い限りかなりの確率で許可を得られるはずです。
帰化申請許可のポイントからも分かるように、まずは帰化要件を満たしていることが重要ですが、申請については後述しますが幾多の複雑な申請書類の準備があります。また前述の通りですが事前相談通過するためにも入念な準備が必要です。
ここまでのハードルがあっても
ご自身で申請しますか?
帰化と一口に言ってもいくつか種類があります。それぞれ要件が違いますので注意してください。
外国人の方に対し一般的に許可される帰化です。20歳以上・5年以上日本に居住している方が対象。婚姻など日本人との繋がりがない外国人の方は、この普通帰化を申請する。
日本人と結婚した外国人・日本人の実子で日本に住所がある等、一定の要件を満たした外国人の方に許可される。(個々の環境により考慮があり、普通帰化申請の要件のうちいくつかの条件が免除される)
普通帰化や簡易帰化(特別帰化)の要件を満たさない、または本人が帰化申請を行っていない場合でも国会の承認により許可する特別の帰化です。(日本国内で特別な功労があった外国人の方が対象)
帰化の種類により要件は緩和されている項目もありますので、詳しくは専門家にご相談することを強くお勧めいたします。
上記の帰化要件を満たして初めて、申請書類の準備に入ります。申請書類は非常に多く申請者の母国の違いによっても準備する書類が異なってきますので、とても注意が必要です。
最低限でも上記のような書類を準備し、個々によってはさらに必要となる書類もございます。書類を準備するだけでも半年かかるということもざらですので、専門家のアドバイス無しには相当ハードルが高いと覚悟してください。
どれ位の時間と労力が必要か想像できますか?
それでもご自身で申請しますか?